「パトロン」って知ってますか?
創作活動を行っているクリエイターさんが活動に専念できるよう、普段の生活費や活動費用を支援してくれる人のことです。
パトロン(英: patron)とは、後援者、支援者、賛助者、奨励者、または特権を持つ人や財政支援をする人をいう。
もともとは王族や貴族、裕福な人たちの”道楽”で、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、シェイクスピアたちも、パトロンのおかげで作品制作に専念できたと言われています。
そんなパトロンの仕組みは現代にも存在し、個人でパトロンのような活動をしている方もいます。
クリエイターのために「働かなくてもいい家」を作った人の話~ベーシックインカムハウス~
今回はパトロンの仕組みのうち、レオナルド・ダ・ヴィンチやシェイクスピアのように「支援してもらう側」の立場として登録しておきたいウェブサービスを3つご紹介します。
- 創作活動を行っている方
- 金銭的な理由により作品制作に専念できない方
は参考にしてみてください。
Fantia(ファンティア)
まず1つ目はFantia(ファンティア)。
「好きなクリエイターを継続的に支援できる「ファンティア」のような仕組みはこれから増えていく」でもご紹介したことがありますが、二次元コンテンツ界では有名な「とらのあな」系列のウェブサービスになります。
ファンティア[Fantia]は、イラスト・漫画・小説・コスプレ・音楽・映像作品など、各方面で活躍されているクリエイターの皆さまに、自由な作品発表と、さらなる創作活動のための資金獲得の場を提供する、クリエイター支援プラットフォームです。
誰でも無料で登録でき、クリエイター・ファンの皆さまとの交流をお楽しみいただけます。
- ファンクラブを無料開設し、月額100円~10万円の間で会費を設定できる
- 自分のファンクラブ会員向けの限定コンテンツを配信できる
- 自家通販、ダウンロード販売ができる
という仕組みになっており、ファンクラブ会員を集めることができれば毎月安定した定期収入を得ることも可能です。
バイトや仕事が忙しくて創作時間が確保できないというクリエイターの方はファンクラブからの収入でバイト日数を減らしたり、創作活動に必要な費用(経費)を捻出したりできるようになるかもしれません。
Fantia経由で創作物が売れた場合、通常は10.8%の手数料がFantiaに支払われます。
しかし今はキャンペーン期間中につき手数料が4%に引き下げ中です。
さらに!
5月31日までは招待コード(SPRING2018)を入力することで手数料が0%になるとのことなので、パトロンを必要としているクリエイターさんは要チェックです。
PIXIV FANBOX(ピクシブファンボックス)
2つ目はPIXIV FANBOX(ピクシブファンボックス)。
pixivFANBOXは「あなたの創作活動をファンと一緒に育む」ファンコミュニティです。
「安定した収入で、好きなだけ創作活動に専念したい!」というクリエイターと
「大好きなクリエイターを支えたい、もっと作品が見たい!」という
ファンの想いをつなぎます。
自作のイラストや漫画などを投稿するPIXIVというサービスがあるのですが、その関連サービスになります。
PIXIVはユーザー数が3000万人以上とのことですので、サービスの規模や運営の知名度、信頼性についてはピカイチです。
欧米や中国、韓国などの海外ユーザーも多いので、世界中のファンを相手にパトロンを募集できます。
5月31日までクリエイター応援企画として「支援金20%上乗せキャンペーン」を実施しています。
パトロンになってくれた方たちからの5月分の支援総額に、ピクシブが20%分を上乗せした金額をクリエイターに支払ってくれるものです。
Enty(エンティー)
3つめのパトロンサービスはEnty(エンティー)です。
FantiaやPIXIV FANBOXと同様で2次元コンテンツが多いサービスになりますが、Entyではさらに、
- プログラマー
- スケートボーダー
- グラビアアイドル
- スポーツ選手
- 翻訳家
- 格闘ゲーマー
- お笑い芸人
など…2次元コンテンツ以外の方法で表現活動を行っている方たちも登録することができます。
登録できるクリエイターの多様性としてはVALUに近いですね。
成人向けコンテンツが多いのでちょっとアレですが、パトロンを必要としている方は検討してみては?
また、「お金に余裕があるから面白そうなクリエイターさんがいたらぜひ支援したい!」という方は一度見ておくことをおすすめします。面白い活動をしている方がたくさん見つかります。こんなのとか絶対気になるやん…。
クリエイターは登録必須
3つほどパトロンサービスを見てきましたが、自分の作品に自信がある・ないに関わらず、金銭的に困っているか?いないか?に関わらず、また、パトロンになってくれる人が現れるか否かに関わらず、創作活動をしている方はとりあえず登録しておくことをおすすめします。
お金はあるに越したことはありませんし、金銭的に支援したいという方がいるのであれば彼らに助けてもらうことで「クリエイターを支援したい!」という需要を満たすことにもなります。
支援者が現れるかどうかを見ることで自分の作品の影響力や需要を知ることもできますし、メリットは大きいでしょう。
サイトを通じて自分の作品を無料で宣伝することにもなりますので、登録しないのはもったいないです。
継続的に支援してくれる”ファン(パトロン)”を見つけ、創作活動に専念してより良い作品を生み出しましょう!
自分のスキルを仕事にしてバイトやめたい。って人はファンクラブつくってみればいいのに。って思う
ㅤ
もし月額500円で10人参加してくれたら
ㅤ
5,000円の収入ができる
↓
バイトを1日休める
↓
その時間で勉強したり創作できる
↓
ファンが増える
ㅤ
みたいに少しずつ時間労働を減らしていけばいい。— 廣田貴弘 (@hirota_takahiro) 2018年4月26日
コメント