不労所得を手に入れるための現実的な方法や種類について考えてみました。
すでに書籍などで紹介されている方法や実証済みの方法、理論的には可能だけど現実的には厳しい方法などをまとめたので、不労所得に興味があれば参考にしてみてください。
不労所得とは
不労所得とは読んで字の通り、「労働をせずに手に入れる所得」のことです。「働かずに手に入れるお金」 と表現してもいいかもしれません。
不労所得は日々の生活を維持するためにやむをえず労働している方や、労働に嫌気がさしている方には夢のような仕組みに聞こえることでしょう。
働かなくてもお金が手に入るなら働きたくないし、不労所得があればそもそも働く必要さえないんですから。
僕もはじめて不労所得という言葉を聞いたとき、
はたらかなくてもお金が手に入るだって??
そんな素晴らしい日本語があったのか!?
と驚きました。
そんな不労所得が手に入る仕組みについて、僕が考えうる限りのものをピックアップしてみました。
株の配当収入
まずは株式からの配当収入です。
株式会社は利益の一部を配当金として株主に還元していますが、この配当金だけで生活費を賄うことができれば、不労所得が成立します。
配当金額は会社によって違いますし年度によっても違いますが、日本の上場企業であれば投資金額に対して年利3%程度であれば配当収入が得られる可能性が高いです。
あとは投資資金を準備できるかどうか?ですね。
配当金を出していない企業があったり、1つの会社だけに集中投資すると倒産して資産が紙くずになるリスクがあったりしますが、本気で不労所得を目指している方は勉強する価値があると思います。
株の自動売買
配当収入を得るのではなく株を自動的に買ったり売ったりすることで、買値と売値の差額を利益にすることもできます。
株の自動取引は、以前は特別なコンピュータープログラムや知識が必要でした。
しかし最近はウェルスナビのように、特別な知識を持たない一般人でも手軽に自動売買することが可能です。
生活費が賄えるくらいの利益をだすには相当な投資元本が必要ですが、ほったらかしで収入を得るという意味では、わりと現実的な方法です。
定期預金・債券
莫大な投資用の資金があるなら、定期預金や債券の利回りだけでも生活費が賄えます。
日本の定期預金の金利はゼロに近いですが、 海外では年利5%くらいの国もあるので、そういった国で定期預金を運用します。
定期預金は為替変動のリスクがあったり満期になるまで途中で解約できない(突発的にお金が必要になっても引き出せない)リスクがありますが、元本保証で年利5%の運用ができたら文句ナシです。
債券は定期預金と似た仕組みですが、定期預金が「満期になったら元本と一緒に利息を受け取れる」のに対し、債券は「定期的に利息が受け取れて、満期になったら元本が償還(返還)される」という仕組みです。
日本では債券に投資する人が少ないですが、海外では株と同じくらい債券に投資するのが一般的らしいです。
債券投資も海外の商品であれば年利5%くらいのものがけっこう見つかるので、不労所得が欲しい場合は情報収集しておくと良いでしょう。
FX
個人的には不労所得化するのは困難だと思うのですが、いちおうFXでも不労所得を得ることが可能です。
FXはレバレッジをかけなければ外国通貨で定期預金するようなものなので、十分な投資資金がある場合はFXで不労所得を狙ってもいいかもしれません。
スワップポイントという、「日本(円)の金利と外国通貨の金利の差額」が毎日利息として受け取れます。
レバレッジを効かせた方がスワップポイントがたくさんもらえますが、レバレッジをかけたぶんリスクが増えるので、為替変動による損失が増える可能性があります。
関連記事:【FX・トルコリラ】トルコが緊急利上げ!スワップポイントが増えたけど含み損も増えてます…。
FXではスワップポイントでお金を得ようとするのではなく、通貨を売買したときの差額で利益を増やす方法もあります。
FX会社によっては自動売買取引ができるので、ある程度のお金を口座に入金しておき、あとは事前に設定した方法で自動的に通貨を買ったり売ったりしてもらいます。
自動売買が上手く機能すれば、ほったらかしで利益が積みあがっていく不労所得の完成です。
不動産経営
不労所得の代表例としてよく取り上げられるのが、不動産の経営です。
マンションやアパートのオーナーになり、入居者から毎月家賃収入を得ることができます。
マンションを建てるための初期投資が必要だったり、建物を建てた後も定期的に壁の修繕をしたりしなければならず、また、空室があるとそのぶん家賃収入が減るので入居者を維持しなければならないのがデメリットです。
しかし毎日仕事をする必要がなく、また、入居者の募集や建物の管理を業者に委託することができれば完全に何もしなくても済むようになるので、不動産経営は魅力的です。
会社のオーナーになる
不動産経営と同じく、会社のオーナーになることでも不労所得が得られます。
会社を作ったあと、自分がいなくても利益が出せるような仕組みにし、会社の利益の一部を役員報酬やアドバイザー料として受け取ります。
あるいは株式会社を作って自分の会社の株を大量に保有し、配当金を受け取るという方法もあります。
ソフトバンクの孫正義さんやスタートトゥデイの前澤友作さんは、自分が作った会社から毎年ウン十億円の配当金をもらっているそうです。
継続的に売上を作ったり成長を続けることができたりするのであれば、会社を作って大量の株を保有し、毎年配当金を出すというのは不労所得の方法として有効です。
アフィリエイト
アフィリエイトでも不労所得を得ることができます。
アフィリエイトはインターネット上で商品を紹介し、その商品が売れると販売代金の一部が紹介手数料として支払われる仕組みです。
アフィリエイトには
- ブログ
- ウェブサイト
- メールマガジン
などの媒体を使いますが、ある程度の仕組みを構築できれば、あとはほったらかしでも利益が出せるようになっていきます。
ブログもウェブサイトもメルマガも、自分が寝ている間でも自動的に売り上げを作ってくれますし、24時間365日、休むことなく働き続けてくれます。
文句を言ってくることはありませんし、ちゃんと育てることができれば非常に優秀な営業マンとして働いてくれます。
お金がある方は最初からアフィリエイトの仕組み作りを外部の方に依頼することもできます。
ココナラ やクラウドワークス を利用してデザインや記事制作を発注すれば、ウェブサイトでもブログでも、自分が一切手を加えることなく作れます。
あとは定期的に売り上げが発生するのを待つだけです。
MLM(マルチレベルマーケティング)
ブログに書こうか迷ったのですが、不労所得の手段の1つにMLM(マルチレベルマーケティング)というものがあります。
MLMでは、まず自分がMLMをやっている会社の会員になり、その後、知り合いや友人にその会社のことを紹介して新たな会員を集めます。
そして、自分が集めた会員がその会社の商品を購入した場合、購入代金の一部が紹介手数料として支払われる仕組みです。
MLMでは自分が集めた会員がさらに会員を集めてきた場合、その会員の商品購入代金からも自分の報酬が賄われます。
自分がAさんとBさんを勧誘して会員になってもらい、その後AさんがCさんとDさんを勧誘して新しく会員になってもらった場合、A,B,C,Dさんの商品購入代金から自分の報酬が賄われるわけです。
自分が集めた会員の数が多ければ多いほど報酬が増える仕組みで、かつ、何段階にも渡って会員が増えていく仕組み(マルチレベル)なので、マルチレベルマーケティング(MLM)と呼ばれています。
MLMは
- 販売されている商品に”鍋”や”無価値なもの”があること
- 国によっては法的に規制されていること
- 新規会員の勧誘方法が強引な場合があること
- 流通金額を維持するための「ノルマ」があること
などから敬遠される傾向があり、日本ではあまり流行っていません。
そのため、日本でMLMの仕組みを使って不労所得を得るのは現実的ではないです。
不労所得を実現できるのは、投資家かビジネスオーナーだけ
以上のように不労所得の仕組みをいくつか見てきましたが『金持ち父さん、貧乏父さん』にも書いてあるとおり、投資家になるかビジネスオーナーにならない限り不労所得を得ることはできません。
投資家として不労所得を得たい場合は大量の投資資金が必要になりますので、投資で不労所得を目指す場合は投資元本となるお金を貯めるところから始める必要があります。
ビジネスオーナーとして不労所得を目指す場合はお金がなくても大丈夫ですが、不労所得化するまでは自分で手を動かす必要があったり、たくさん勉強したりしなければなりません。
いずれにせよ本人の努力がなによりも必要ですので、不労所得を得たい場合はたくさん勉強したり誰よりも行動したりして、働かずに済む生活を手に入れてください。
僕も不労所得が欲しくて、ブログを書いたり投資をしたり勉強したりしています。
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