つい先日、気象庁から今年の夏の長期予報が発表されました。
いい機会なので、「天気予報と投資家」というテーマで書いてみたいと思います。
麦わら帽子は冬に買え
「麦わら帽子は冬に買え」という投資の格言があります。
この格言は「夏に需要が高まる商品は冬の安い時期に買っておき、みんなが欲しがって値段が高くなる夏に買うのはやめなさい。」という意味です。
麦わら帽子は季節によって需要が大きく変わる代表的な商品です。
夏になると需要が高まって値段も上がるので、みんなが欲しがる夏ではなく需要が下がって叩き売りされている冬の時期に買うようにします。
逆に、冬に需要が高まる商品(スト―プ、コタツ、カイロなど)は寒くなると値段が上がるので、夏の暑い時期に買うようにします。
「数か月後の需要を見越して少し前から準備しておく。」
「購入する時期をずらす。」
というのがポイントです。
投資と同じで、需要が高まる時期にみんなと一緒に買うと高い値段で買うことになるので、安くて需要のない時期に仕込んでおく感覚ですね。
投資家が天気予報を気にする理由
投資と天気の話に戻しますと、投資家は意外と天気予報を気にしています。
先日、気象庁が6~8月の長期予報を発表しましたが、それによると、今年の夏は全国的に平年よりも気温が高くなるそうです。
つまり、いつもより暑い夏になるということですね。
猛暑になるとどんな商品が買われ、どんな企業が儲かるのか?
儲かる企業を予測して夏が本番になる前にその会社の株を買っておくと、夏休み後に「今期は猛暑だったために夏物商品がよく売れて利益が倍増しました!」という企業発表が出て株価が上がり、事前に仕込んでおいた投資家は利益になる可能性が高いです。
だから投資家は天気予報、とくに長期予報を気にしています。
猛暑になると利益が増えそうな業種
猛暑の場合、たとえば
- アイスクリームメーカー
- ビール会社
- 清涼飲料水のメーカー
の売上が増えます。
また、夏物衣料がよく売れて百貨店の売上が増えたり、ディズニーランドなどの遊園地や行楽地に足を運ぶ人も増えるので、関連会社の利益が例年よりも増えることになります。
外出する人が増えたらそれだけ外食産業やコンビニ業界には追い風ですし、猛暑だとゲリラ豪雨や台風などの災害も増えることがあるので、浸水地域の水を排出するためのポンプや土木関連の株が買われることもありますね。
こういった会社の株を事前に仕込んでおけば、あとで株価が上がった時に利益になりやすいです。
季節性の銘柄で一発当てたいという方は、「麦わら帽子は冬に買え」をぜひ実践してみてください。
個別銘柄を買うならネット証券がお得
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