移動手段としてタクシーを毎回利用するのと、自家用車(マイカー)を所有するのではどちらがお得で便利なのか?
タクシー V.S. マイカー論争に終止符を打つべく、タクシーと自家用車それぞれのメリット・デメリット、コストなどを調査してみました。
ですが!
前提条件によってどちらがお得になるのか全然違ってくるので、
- 客観的なメリット・デメリット
- 結論に影響する前提条件の例
だけをご紹介することにしました。
タクシー V.S. マイカー論争に興味があればご覧ください。
タクシーのメリットとデメリット、コスト
まずはタクシーについて整理しましょう。
タクシーのメリット
- 移動中も仕事をしたり作業したりできる
- 自分で運転するわけではないので、加害事故を起こした時の責任がない
タクシーのデメリット
- 好きな時に遠出できない
- プライベートな空間ではない
- 運転手によって当たり・ハズレがある
- 田舎は気軽にタクシーに乗れないので不便
こう見るとメリットよりもデメリットの方が多いですね。
タクシーはプライベートな空間ではないので、細かく見ると
- 小さな子供がいる家庭では利用しづらい
- ペットを乗せられない
- 車内で好きな歌を大声で歌ったり気軽にオナラをしたりできない
などのデメリットもあります。
タクシーの最大のメリットは、事故を起こしたときの責任を取る必要がないことです。
人身事故だと数千万円かかることはザラにありますし、有名人の場合は社会的制裁を受けることもあります。
お金の面では保険でカバーできる場合もありますが、交通違反が絡む場合は免許停止などの処分も受けます。
また、死亡事故の場合はとりあえず逮捕されて身柄を拘束されるので、仕事をしている方の場合はいろいろと困ることもあるでしょう。
コストは条件によって変わりますが、一般的には都会では自家用車よりもタクシーで移動した方が安く、自家用車を所有した方が維持費などのコストがかさむとされています。
コストに影響する”条件”については、あとでまとめてご説明します。
自家用車のメリットとデメリット
今度は自家用車(マイカー)についてです。
自家用車のメリット
- 好きな時に遠出できる
- 車内空間がプライベートな使い方をできる
- 買い物、通院、子どもの送迎などで便利
- 運転が好きな人は運転自体を楽しめる
- 所有欲が満たされる
自家用車のデメリット
- 運転中に事故を起こすリスクがある
- 運転中は他の作業ができない
タクシーとはだいたい真逆のメリット・デメリットになりますね。
ただ、デメリットについては自動運転が実現すれば解消されるかもしれません。
自家用車の維持費ですが、こちらのシミュレーションサイトを参考にすることで、ある程度の金額を知ることができます。
メーカー、車種、グレード、年間走行距離、ガソリン代、燃費、保険料、税金、車両取得価格、買い替えまでの期間などを設定すれば、1年あたりのコストが詳細に算出されます。
自動車を買う予定のある方や、買い替え、手放しなどの参考にしてみてください。
条件によって全然違う
移動の度にタクシーを利用するべきか?それとも自家用車を買っておくべきか?
どちらが有利になるかは”条件”によって異なります。
僕がリサーチしただけでも、
- 家族構成
- 居住地域
- 年間走行距離
- 運転者の年齢
という条件によって結果が大きく違うことがわかりました。
たとえば家族構成で言えば、独身者はマイカーを持つよりもタクシーで移動した方が安上がりに済みますが、お子さんのいる家族世帯ではマイカーを持った方が金銭的にはダメージを受けるものの生活するのに便利になります。
幼稚園への子どもの送迎や食材の買い出し、家族旅行、子どもが夜間に急に熱が出た時に病院に行くときなどは、タクシーよりもマイカーの方がメリットが大きいです。
また、居住地が都会の人と地方の人では、自家用車とタクシーに対する感覚が全然違うはずです。地方は自家用車なしではどこにも出掛けられませんので、マイカーが必須です。
逆に都会はタクシーが捕まりやすいしタクシー以外の公共交通機関が発達しており、バスや電車などでも移動できます。マイカーがなくても不便さを感じないでしょうし、コストも安く抑えられます。
年齢的なことで言えば、高齢の方は自分で運転するよりもタクシーに乗った方が事故のリスクが減って安心感が得られるかもしれません。
維持コストは稼働時間がカギになる
基本的に自動車は「移動手段のツール」なので、止まっている時間が長ければ長いほどコストが重くのしかかってきます。
反対に、車を動かしている時間(稼働時間)が長ければ長いほど、コストパフォーマンスが良くなります。
移動時間(走行距離)が少なくて済む都会での利用を想定した場合は自家用車よりもタクシーの方がコスパがよく、走行時間が長くて止まっている時間が短い田舎では、タクシーよりも自家用車の方がコスパが良くなります。
コスト面で見れば、年間走行距離が長い方はマイカーの方が経済的に有利で、都心居住者など走行距離が短い方はタクシーの方が経済的には有利ということですね。
まとめ
長々と書いてきましたが、人は経済的な合理性だけを求めて車を買ったりタクシーを利用したりしているわけではありません。
ライフステージや居住地に合わせて「自動車を所有することで得られるメリット」と「所有しないことによるメリット」を天秤にかけ、そのときどきによって最適な選択をするのが良いです。
結論:人によって違う
という投げやりな結末で申し訳ないのですが、ライフスタイルや居住地、家族構成などの条件を考慮し、自分や家族にとって一番良い選択をしてください。
また、最近は「運賃無料のタクシー」の構想もあるそうなので、 コスト面では今後数年で大きな変化があるかもしれません。
タクシーや自動車に関連するニュースには、ますます注目が集まりそうです。
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