つい先日、僕のメインブログを置いているレンタルサーバーがDDoS攻撃に遭い、
約2週間に渡り表示できなくなりました。
3月上旬から約2週間にわたってのアクセス数はこんな感じ…
DDoS攻撃というのはアクセス負荷をかけてサーバーをダウンさせる攻撃なのですが、これを受けて僕のブログも見れなくなったわけです。
それで、ブログからのアフィリエイト収入に頼っている僕としては、収入源が突然無くなったのも同然になりヒヤヒヤしました。
会社員の方に例えると、いきなり2週間自宅謹慎を言い渡され、その間は有給を消化することもできずにひたすら謹慎期間が終了するのを待っているようなものです。
こんな経験はブログを始めて4年近く経過するにも関わらず初めてだったのですが、よく考えたら予めこういう事態を想定することはできたし、対策を取る時間も十分ありました。
いきなりメインブログが表示できなくなり収入源が消えてしまったので焦りましたが、もしもに備えてもっと早く対策を取っておけばなあ…と後悔したので、ブログやウェブサイトを運営している方に向けて対策を紹介しておきます。
サーバー障害はどのサーバー業者と契約していても起こりえることなので、最悪の事態に備えて普段から対策を講じておきましょう。災害と同じで有事が起きてからでは遅いのです。
5つの対策
サーバー障害が発生する前に普段から準備しておきたい対策は5つです。
- サーバーを分散させておく
- サーバー会社の利用規約について内容を確認しておく
- ブログデータのバックアップを確保しておく
- SNSを運用しておく
- メルマガで顧客リストを確保しておく
1つずつ解説します。
1、サーバーの分散
運営しているブログが1つしかない場合は分散させる必要はありませんが、収入源になるようなブログやウェブサイトの数が5個、10個…と増えてきた場合には、レンタルサーバーを分散させます。
レンタルサーバーには転送速度や保存容量といった性能数値がありますが、性能的に余裕があったとしても、ブログの数が増えたら複数のサーバーに分散させるのが基本です。
僕のように大規模なDDoS攻撃に見舞われると、性能に関係なくサーバーダウンします。1つのサーバーだけを使用していた場合、ひとたびサーバーダウンが起こると同じサーバー内のすべてのブログが表示できなくなっていまうので収入もそれだけ落ち込みます。
有料のレンタルサーバーを複数契約するのがキツイという場合はライブドアブログで独自ドメインを運用するなどして、サーバー会社を別々に確保するようにしましょう。
サーバー会社の利用規約について確認しておく
これは具体的な対策と言えるほどのものではありませんが、サーバー会社の利用規約を予め確認しておき、サーバーダウンなどの障害が発生した際の対応方法や責任の所在について確認しておきます。
基本的には障害発生時に契約者側が対応できることは何もないのですが、こちら側に損失が発生したときの補償の有無や、サーバー会社側がどこまで責任を負っているのか?を知っておき、納得できない場合はサーバーを変えるなどの措置を取ります。
一部のサーバー会社では障害が発生してから利用規約を会社側に都合が良いように改変する場合もあるので、自分が契約した時点での契約内容をよく知っておくことが大切です。
3、バックアップデータを確保する
レンタルサーバー上にあるデータは定期的にバックアップを取りましょう。
これはレンタルサーバーに限ったことではありませんが、一生懸命書いたブログ記事のデータやウェブサイトのデータが消えてしまったら、ショックで立ち直れません。
大事なデータは必ずバックアップをとっておきましょう。
バックアップデータがあれば、サーバーが長期間に渡ってダウンするようなときでも即座に別のサーバーにデータを移し替えてブログを再開することができます。
いつでも他のサーバーに移れるようにしておくのが肝心です。
4、SNSを運用しておく
サーバーと共にブログがダウンしても、TwitterやFacebookなどのSNSがあれば「ただいまサーバー障害でブログがみれなくなっています。」のようにアナウンスすることができます。
ある日突然いつも見ていたブログが見れなくなったら、ふつうの人は「ブログが消えた」「ブログをやめた」と判断してしまうので、そのあとブログが再開されたとしても、またすぐに見に来てくれるようにはなりません。
一時的に見れなくなっているだけだとお知らせするためにも、普段からSNSを運用しておきましょう。
また普段からSNSを運用しておけば、サーバーが復旧してブログが表示されるようになったときにも、すぐに再開通知をすることができます。一度減ったアクセス数が回復しやすくなる効果もあります。
サーバーだけでなくドメインも記事データも全てが消えるような”本当に最悪の事態”が起きた場合でも、SNSがあれば訪問者を呼び戻すのが楽になるので、普段からTwitterなどを運用しておくといいです。
5、メルマガで顧客リストを確保しておく
ブログがダメになってバックアップデータもSNSもなくなってしまった場合、最後の希望になるのが【メルマガ】です。
メルマガは読者のメールアドレスがあればすぐに再開できるので、できればブログ、SNSに次ぐ第三のメディアとしてメールマガジンを始めることをおすすめします。
年間3万5000円くらいの出費になりますが、うまく運用すればメルマガだけでも収入源にすることができるし、自動化(自動的なセールス)することも可能です。
毎月放置していても勝手に収入が増えていく仕組みにすることもできるので、万全を期すなら取り入れましょう。
メルマガと似た仕組みにLINE@がありますが、メルマガと違ってバックアップデータをとることができません。なにかの拍子にLINEアカウントが消えたら初めからまたやりなおしになるのでLINE@はおすすめしません。
1つの媒体に依存するのは危険
ここまでサーバーダウンへの対策を書いてきましたが、まとめて一言でいってしまうと
「1つの媒体に依存するのは危険」ということです。いつでも他の手段に切り替えられるよう、普段から複数の手段、媒体、収入源を用意しておく必要があります。
僕はメインブログがダウンして
\(^o^)/オワタ
って思いましたが、それでもなんとか正気を保っていられたのは、SNSやメルマガ、メインブログとは違うサーバーで運営しているサブブログがあったおかげです。
特に別サーバーのサブブログでは、メインブログの作業ができないぶん記事のリライトといったメンテナンス作業に集中することができました。
放置してたサイトのリライト30記事ぶんが完了!
キーワードごとに記事を量産したサイトだったけど、
・キーワード選定が雑
・内部リンクが全然ない
という状態から少しはマシになった。反応を見つつ、引き続きリライトを続行したい。
— 陽平@効率よく生きる (@matome_pro) 2018年3月14日
そのかわり、メインブログのアクセス数は0だったけどね。
最初から複数のメディアやブログを運用しようとするのは、全てが中途半端になるのでおすすめできません。しかしある程度ブログが育って収入源として形になってきたら、今度は「分散」を意識していきましょう。
攻撃されるリスクも減らそう
また最後になりますが、今回のサーバーダウンの間、自分なりにサーバーダウンした原因について考えてみました。
契約しているレンタルサーバー全体でDDoS攻撃によるサーバーダウンが頻発している時期でしたが、自分のブログの内容が原因でレンタルサーバーが攻撃されたのではないか?と考えたからです。
「ドメイン攻撃でブログが終了!?レンタルサーバーが2週間ダウン」でも少しだけ触れましたが、気にくわない内容のブログやウェブサイトを狙ってアクセス負荷をかけたり、特定のサーバーを外部から攻撃したりするのはハッカーでなくてもできます。
普段から名指しの批判記事は書かないようにすることで、自分が契約しているレンタルサーバーが攻撃されるリスクを減らすことは可能です。
特に大企業を相手に余計なケンカを吹っ掛けてもまず負けますので、不特定多数の人の目に触れるブログには、あまり批判系の記事は書かないことをおすすめします。訪問してくれた人も読んでいてあまり気持ちよくはならないですし、わざわざそんな記事を書くメリットは少ないです。
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