四季報「ニコちゃんマーク」の使い方と要チェックな理由

最新の四季報が届いたけど読み方がよくわからない…という方はいませんか?

僕のように、「とりあえず四季報を買っておけば投資家っぽい。」という単純な理由で四季報を購入している方もいるのではないでしょうか?

持ってるだけで投資家に(なった気分に)なれるアイテム。

#四季報 pic.twitter.com/W1DoaRojQ3

— 陽平@雑記ブログ&投資 (@matome_pro) 2018年6月14日

こんな、「とりあえず四季報を買ってみたけど、どうやって投資に活用すればいいのかわからない。」という方のために、会社四季報には「ニコちゃんマーク」というマークが付けられています。

ニコちゃんマークの使い方

ニコちゃんマークとは、会社四季報を編集・発行している東洋経済新聞社が独自に予想した各企業の営業利益予想が、その会社の予想より上回っている場合に付けられるマークです。

つまり、長年各企業を取材している東洋経済新聞社が「企業が発表した営業利益予想よりも、たぶんもっと良い利益が出るだろう。」と予想している会社にニコちゃんマークが付けられるんですね。

ニコちゃんマークは企業側の発表と東洋経済新聞社側(四季報)の予想に差が大きいほど数が増え、

  • 差が3%以上30%未満の場合:1つ
  • 差が30%以上の場合:2つ

付けられます。

上場企業は業績予想と実際の利益の状況を見ながら定期的に修正発表を行っており、事前の予想よりも業績が良かった場合は「上方修正」を発表します。

投資家的には予想外の「サプライズ」となって上方修正の修正幅によっては株価が一気に上がることもあります。

もしもニコちゃんマークのとおり、企業が発表した業績予想よりも実際の売上が良くなった場合、あとで上方修正が出されて株価が上がるかもしれません。

ある意味、ニコちゃんマークが付けられた銘柄はお宝銘柄とも言い換えることができ、自力でお宝銘柄を発掘できない人にとってはありがたい印です。

また、ニコちゃんマークは会社予想よりも四季報側の予想の方が悪い場合にも付けられます。

この場合は地雷銘柄ということになるので、もしもその銘柄を持っている場合は売ってしまった方が良いということですね。

ニコちゃんマークは四季報にしか掲載されていない

ネット証券の企業ページを見ると四季報(東洋経済新聞社)の情報を元に、企業概要や財務状況(業績予想)などが掲載されています。

ネット証券では各企業の概要や業績予想は見れても、ニコちゃんマークはどこにも載っていません。

実はニコちゃんマークは会社四季報でしか見ることのできない独自のマークなんです。

本屋さんなどで売っている紙媒体の四季報、もしくは検索機能などが付いたオンライン四季報でしか見ることができません。

四季報の購読者だけが見れるようにして、情報面で有利になるようにしているわけですね。

ニコちゃんマークは要チェック

僕は紙媒体の会社四季報を定期購読しています。

自力で業績予想ができないので眺めているだけですが、ニコちゃんマークの銘柄だけは必ずチェックしています。

もはやニコちゃんマークのためだけに買っているようなものです。

ニコちゃんマーク銘柄をチェックしながら「四季報を持っていない人はこれを見ることができないんだよな~」と優越感に浸っていたのですが、最近、このようなものを見つけました。

春の四季報 ダブルにこちゃん

ちなみに今年初来安値更新多い💥 pic.twitter.com/cnAXgIk9NU

— あかちゃんマンの信用全力スイング日記✨ (@mayaya1019) 2018年6月14日

 みんなぁ!フォローしておけよぉ!(涙目)

世の中は便利になりました。

知りたい情報の大部分は、タダで手に入れることができます。

四季報を持っていないとTwitterで見つけた情報が

  • 本当に四季報に掲載されていたニコちゃんマーク銘柄なのか?
  • 掲載漏れはないか?

などを調べることができませんが、本当にいい時代になったものです。

四季報が出版されるに業績の良さそうな会社の株を買っておくのがベストですが、もしも自力で会社の業績を予想することができない方は、ニコちゃんマーク銘柄に絞って調べたり、実際に株を買ったりしてみてください。

きっと良いことが起こると思います。

最後に、僕のように四季報を買っただけで使いこなせていない自称投資家の諸君へ、この方の言葉を贈りたいと思います。

おいお前、四季報買っただけで投資家になったつもりになってんじゃねえよ

みつを

— ジュウザ@苦悶式 (@kumonnojuza) 2018年6月13日

 買っただけで満足しちゃダメだ!使いこなさないと!

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