「年収150万円で僕らは自由に生きていく」という書籍があります。
タイトルにある「年収150万円で生きていく」ことが実際に可能なのか不可能なのかはこの際置いておいて、年間150万円の収入を”自動的に”入手するためには一体どれくらいの投資元本が必要なのか?を試算してみました。
年間150万円あれば生活できる!という方は、ここで導き出した投資元本を貯めることができれば、あとは投資からの収入だけで生活できることになります。
そうすれば労働の現場から引退でき、不労所得生活が送れるわけです。
不労所得生活に必要な投資元本
年収150万円の投資収入を自動的に(不労所得)手に入れるには、いくつかの方法があります。
- 株式投資の配当収入
- 債券・定期預金による利子
これらを踏まえた上で投資による年間150万円分の収入を得るためには、
投資元本×利回り(%)=150万円
の計算式から必要な投資元本を求めることができます。
この計算式によると、必要な投資元本は以下のようになります。
利回り1%のとき:1億5000万円
計算式:投資元本=150万円÷0.01
利回り2%のとき:7500万円
計算式:投資元本=150万円÷0.02
利回り3%のとき:5000万円
計算式:投資元本=150万円÷0.03
利回り4%のとき:3750万円
計算式:投資元本=150万円÷0.04
利回り5%のとき:3000万円
計算式:投資元本=150万円÷0.05
利回り6%のとき:2500万円
計算式:投資元本=150万円÷0.06
利回り7%のとき:2143万円
計算式:投資元本=150万円÷0.07
利回り8%のとき:1875万円
計算式:投資元本=150万円÷0.08
利回り9%のとき:1667万円
計算式:投資元本=150万円÷0.09
利回り10%のとき:1500万円
計算式:投資元本=150万円÷0.1
配当だけで不労所得生活を実現するなら年利5%くらいまでは現実味がある
証券会社のホームページでスクリーニング(条件を指定した検索)をすればわかると思いますが、株式投資の配当金で利回り5%以上の銘柄は、日本株だけでも20個ほど見つかります。
中には配当金だけでなく株主優待として食品を送ってくれる会社もありますので、こういう銘柄を買っておけば、配当金だけで年収150万円が達成できます。
実際には、投資収入には20.3%ほどの税金がかかるのでもっと少なくなりますが、計算上、
利回り1%の銘柄を買う場合は元本1億5000万円
利回り2%の銘柄を買う場合は元本7500万円
利回り3%の銘柄を買う場合は元本5000万円
利回り4%の銘柄を買う場合は元本3750万円
利回り5%の銘柄を買う場合は元本3000万円
・・・
・・・があれば、配当金による不労所得だけで年収150万円が達成できるわけです。
債券や定期預金で実現する場合も、日本の債券や定期預金では利回りが1%未満のものしかないので投資対象になりませんが、海外の債券や定期預金であれば5%くらいの国はザラにあるので、そういった高利回りの国に投資すれば年収150万円が達成できます。
ただしこの場合は、為替変動のリスクや途中で利回りが悪くなるリスク、投資先の国が財政破綻するリスクも考慮しなければなりません。
不労所得生活を送るなら分散投資によるリスクヘッジが必要
必要な投資元本はわかりましたが、1つの金融商品に全財産を投資するのは危険です。
投資先の国を分散させたり、銘柄を分散させたり、高利回りの商品と低利回りの商品を組み合わせたりしてリスクを分散させる必要があります。
うまく分散させることができれば、年収150万円の不労所得生活も案外現実的なのかな…という気がしてきます。
以上のように、年間150万円の不労所得生活に必要な「収入」について試算してみました。
そのうち出費(支出)についても試算したいと思いますので、年収150万円生活に興味があればまた見に来てください。
不労所得を稼ぐ手段はこちらもご参考に。
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