ニート1年目の教科書。ニートになったら起こる出来事

世はまさに大・ニート時代!

これからニートになる方のために、

「ニートになったらどのようなことが起こるのか?」

「ニートが誰でも通る道」

について解説しておきます。

ニート予備軍や新米ニートの方は、これから先、自分の身に降りかかるであろう出来事に心を躍らせながら読み進めていただけたらと思います。

ニート1ヶ月目:ニートを満喫する

ニートになる前の状況によっても変わると思いますが、サラリーマンとして会社などで働いていた方は、ニートになったばかりの頃は解放感や得体の知れない充実感に支配されると思います。

もう仕事をしなくていいんだ!

好きなだけ寝ていてもいいんだ!

電話が鳴っても出なくていいんだ!

好きな時に、好きな場所に、好きなだけ遊びに行っていいんだ!

僕は自由だ!!!

このような解放感に浸れます。

僕の場合は親と同居していることが唯一のストレスでしたが、それもすぐに気にならなくなりました。

この時期は仕事を辞めた直後なので朝5時に起きる習慣が身に付いており、目覚ましが鳴らなくても起きてしまったり暇すぎて家の掃除をしてしまったりして暇な状態に慣れていません。そのせいで、うっかりトイレ掃除を完璧にやってしまい便器がピカピカに輝いてしまった時なんか、「あれ?僕ってけっこう優秀なんじゃね?」と勘違いしてしまったくらいです。

これ、全部勘違いです。

優秀なわけないじゃん。

ニート2か月目:ネットで仕事を探しまくる

解放感や充実感は最初の1カ月で飽きます。

遊んだり堕落したり解放感を感じられるようなことを一通り経験した後には、今度は仕事を探し始めます。仕事をしないと貯金もどんどん減っていきますからね。

仕事を探すのにはインターネットを使います。

僕は会社員時代は外回りの多い仕事をしていたので在宅ワークや内勤の仕事に憧れており、「在宅 仕事」「在宅 バイト」「在宅 裏バイト」「ニート 仕事」などのキーワードでヒットしたサイトを一通り見ていきました。

ときどきアルバイトの登録サイトを見つけることもあったので、一応そういうサイトにも一通り登録していきましたね。結局登録サイトからの仕事は一度も受けたことは無かったのですが、世の中には意外と仕事がたくさんあるんだな…、ということだけはわかりました。

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ブログで稼ぐ「アフィリエイト」の存在や、ニートでも楽にお金を稼げる「自己アフィリエイト」、自宅で株の取り引きをする「トレーダー」について知ったのもこの頃です。

ニート3ヶ月目:「就職活動しないの?」と聞かれる

まだ貯金的にも精神的にも余裕があったので、この頃は地元の中学時代の友達とご飯を食べに行ったりお酒を飲みにいったりもしました。

僕としてはまだ「ヤバい。そろそろ働かなきゃ!」みたいな危機感は全く感じてなかったのですが、この頃から友達に会うたびに「就職活動しないの?」「まだ働かないの?」と聞かれ始ます。個人的にはもう少しダラダラしたいなあ~という感じだったのですが、世間的には「こいつ、なんで働いてないんだよ。」みたいな目で見られるみたいです。

親戚や近所のおばちゃんに「こういう仕事があるわよ」みたいな紹介を受け始めるのもこの頃です。

僕の場合、しかたがないのでネットで検索して見つけた割のいいバイト「治験」を受けることにしました。人によっては真面目に就活をやったりバイトをしたりして、順調に社会に溶け込んでいくと思いますが、僕は楽な方へ、楽な方へ…と逃げてしまいました。

治験=天国

ニートの中でも健康な方しか参加できませんが、治験は非常に割のいいバイトです

管理栄養士が考えた栄養満点の献立で朝・昼・夕食を食べることができ、一日中ベッドの上でゴロゴロしながら漫画を読んだりネットサーフィンすることもできますし、そのことを誰も気にしません。

周りにいるのは自分と同じニートばかり!

ここはニートの楽園!パラダイスだ!

と思いましたね。

僕は約1カ月間の治験に参加しましたが、機会があればまた参加したいです。ニートの方は必ず一度は参加してみてください。

ニート6カ月目:食卓の上に求人広告が置かれている

治験や自己アフィリエイトで細々とお金を稼ぎながら生活していましたが、やはり親としては働いてもらいたいようです。

ある日の朝、いつものようにご飯を食べにリビングに行くと、僕がいつも座っているテーブル席に求人広告(新聞の折り込みチラシ)が置いてありました。

だいたいこういう求人広告って、土日の新聞に折り込まれるんですよね。

僕の席のところに置いてあるのは最初は気のせいかと思ってたんですけど、毎週毎週置いてあるので、さすがに親の言わんとすることが理解できました。

正直なところ、これくらいの時期になるとニートに浸りきってしまい、脱出が難しくなっています。治験や自己アフィリエイトを経験して「その気になればお金を稼ぐのは簡単」というのも知っているので、いまさら就職して働こう!なんて気力が湧いてこないんですよね。

ニート歴1年:外出しない・孤立する

ニートを1年間も続けると、毎日会社に通勤していた頃とは違って定期的に運動する習慣がなくなるため、働く意欲と共に体力も消滅します。体力がなくなると「働こう!」というポジティブな思考が湧かなくなるためさらに働く意欲がなくなり、ニートからの脱出はほぼ不可能となります。

ついでに外出しなくなったり友達とも会わなくなったりするので、社会からどんどん孤立していきます。

たまにSNSで誰かとやり取りする機会があったとしても、同類(ニート)とばかり連絡を取り合うことになります。

しかしニートがどれだけ束になったところで、生産的なことは何もできません。これはNEET株式会社も証明しています。

たくさんの人が集まって何かができるのは、集まった個人の能力が「1」よりも大きい場合だけです。

ニートは個人の能力が「1以下」、もしくは「0」、場合によっては「マイナス」の人間ばかりが集まることになるので、自分でもビックリするくらい何も成し遂げることができません。

まとめ

とりあえず会社をやめてニートになった場合、1年目に起こる出来事を書いてきました。

  • 1カ月目:ニートを満喫する
  • 2カ月目:仕事を探す
  • 3カ月目:就職のプレッシャーを受け始める
  • 3~6カ月目:治験に参加する、現実逃避する
  • 6カ月目:就職のプレッシャーから逃れられない
  • 1年目:全てを諦め、社会から孤立する

こうやって時間が経つにつれ、ニートの世界から脱出できなくなってしまいます。

一度でもニートになってしまうと、そこから脱出するのは至難の業です。

ニートを脱出したい!というよほど強い動機がない限り、人は楽な方へと流されてしまいます。

もしもあなたが現在ニートでニートになってから日が浅いのであれば、全力で就活を頑張るなどして脱・ニートに本気で取り組むことをおすすめします。時間の経過とともに働く意欲は衰え、ニートにどっぷり浸ってしまうので…。

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