先日行ってきた京都祇園祭ですが、山鉾巡行の前日には宵山(よいやま)も観てきました。
宵山では、翌日に市内を巡行する各山鉾が止まったまま展示されており、昼間は内部を見学することもできます。夜には周辺道路が歩行者天国になり、山鉾は提灯に明かりがともされて幻想的な様子も見ることができます。
当記事では京都祇園祭・宵山の雰囲気や見どころをお伝えしていきます。なお、翌日の山鉾巡行の体験談はこちらをご覧ください。
日中は山鉾の展示
京都祇園祭の山鉾(やまぼこ)は、前祭は23基、後祭は10基あります。
各山鉾には保存会があって、山鉾は保存会の建物前の路上に展示されています。月鉾など一部の山鉾では内部を見学することもできました。内部の撮影は禁止でしたが、「動く美術館」とも称される鉾を内側から見学できたのは良かったです。
粽(ちまき)は宵山の日中に買っておく
京都の祇園祭では、記念に粽(ちまき)を買っておきましょう。粽はお守りの一種で、厄除けの為に家の軒先などに吊るすものです。
各山鉾の展示場所や八坂神社などで販売されており、1つ700円~1000円くらいします。大きさやデザインが各山鉾で異なっているので、いくつか見て気に入ったものを買っておきましょう。
ちなみにこれ↓は月鉾の前で買った粽です。
粽は人気商品なので夕方には売り切れになるものが多いです。どうしても手に入れておきたい場合は昼間のうちに入手しておきましょう。
幻想的な夜祭
夜になると山鉾には提灯が吊るされて幻想的な雰囲気が醸し出されます。カップルで行ったら良い雰囲気になれそうですね。リア充爆発しろ!
鉾の周りではお囃子も演奏されており、太鼓や笛の音色を聴くことができます。奉納演舞もありますが、子どもが躍るので夜の早い時間で終了してしまいます。演舞も見ておきたい方は19時など早めの時間帯に行かないと見れません。
また、周辺道路は交通規制が入り、車両通行止めになります。混雑している場所では自由に歩き回れないくらい混みあっているので、子どもや同行する方とはぐれないように注意しましょう。
見どころは函谷鉾(かんこほこ)の提灯落とし
宵山の見どころは、函谷鉾の「提灯落とし」です。
何時にやっているのか知らなくて残念ながら僕は見ることができなかったのですが、函谷鉾の側面に釣り下がっていた提灯が一斉に落とされ、明かりが消える様子をみることができます。
時間がわからなかったのですが、だいたい21時半ごろに提灯落としが行われるそうです。人がたくさんいるし蒸し暑くて大変かもしれませんが、この時間帯でも宵山を楽しめている方は函谷鉾まで足を伸ばしてみてください。
阪急京都線「函谷鉾町駅」のすぐ近くです。
宵山では出店もたくさんあります。
行列ができて一番儲かっていそうなお店は「かき氷屋」でした。商売の基本は「砂漠で水を売ること」らしいですが、蒸し暑い中、かき氷が飛ぶように売れていました。
宵山は夜ならではの雰囲気を楽しんだり、出店を楽しんだりできる場所です。
翌日の山鉾巡行とはまた違った楽しみ方ができるので、是非一度は体験してみてください。
コメント