65歳の高齢者がパソコンを買い替えると、こうなる。いろいろ残念すぎてワロエナイ

プライベート

同居している父親(65歳)が昨年の4月末に43年間勤めていた仕事を辞め、パソコンを買い替えました。

5年前に定年退職していたのですが、その後も再雇用されて週4日だけ時短勤務していました。それが65歳になり体力的にもキツクなってきたから仕事を完全に辞めることにしたそうです。

そして完全にリタイアするのを機に、約10年ぶりにパソコン(ノートパソコン)を買い替えることになりました。

当記事では、父のノートパソコンを買い替える際に色々相談に乗ったりパソコンの設定をしてあげたりしたときに感じた印象やエピソードについてご紹介し、「高齢者のパソコンに対する認識やIT機器を扱う能力はこの程度しかないんだ」ってことを知ってもらえたらと思います。

キーボード入力はできるしキャッシュレス派な父

一応父は以前からパソコンを所有しており、ときどき仕事で使う書類の作成に使っていました。ここ数年はゲーム専用として使うだけでしたが、若い頃からワープロを使っていたのでタイピング(キーボード入力)はできるしネットで宅配弁当を注文したくて僕に注文を依頼するなど、アナログ原人な大多数の高齢者とは違ってそこそこITリテラシーは高い方だと僕は勝手に思っていました。

街中でお金を使う場面ではガラケーのiDやスイカ、クレジットカードを使うキャッシュレス派なこともあり、パソコンを買い替えるといっても僕の出番は皆無だろうとタカをくくっていたんです。

ところが現実は厳しく、父も所詮はただの高齢者でした。

旧パソコンの電源ケーブルを使おうとする

まずはじめに衝撃だったことは、父が新しいパソコンの電源すら入れられなかったことです。

パソコンには電源ケーブルがあり、多くの場合、機種ごとに異なる電源ケーブルを使います。

10年落ちの旧パソコンと、買ったばかりの新パソコンでは電源ケーブルの種類もアダプターの形状も異なり、古いパソコンのケーブルを新しいパソコンに接続することはできません。かろうじて互換性があるのはMacくらいです。

父はこの電源ケーブルを、古いパソコンのものをそのまま新しいパソコンに接続しようとし、パソコンの電源が入れられなかったのです。

開封から3分後にヘルプを求められたときには、さすがに呆気にとられましたね。おまえはパソコンが使えるんじゃねえのか、と。

USBのマウスが使えない

次にヘルプを求められたのは、「マウスが使えない」というものでした。

マウスなんてUSBをパソコンに突っ込むだけじゃないですか?使えないわけないじゃないですか?

USBは Universal Serial Bus(ユニバーサル・シリアル・バス)の略ですよ、ユニバーサルが示すように、「誰でも使える」はずなんですよ。

僕はてっきりマウス自体が故障しているか、ケーブル内部が断線しているか、USBを上下サカサマに挿入しようとしているかのどれかが原因だと思いました。

ところが実際は、そんな生易しいレベルではなく、「USBの差し込み口が見つからない」という斜め上の回答でした。

USBの差し込み口なんて、パソコン(ノートパソコン)の左右側面や背面を見れば、1つや2つは簡単に見つかります。いや、むしろこれが見つけられないって眼科に行った方がいんじゃないか?ってレベルの話です。パソコンを使ったことがある人だったら見つけられないわけがない。ところが父には眼科が必要だったんですね。

というのも、父がこれまで使っていた古いノートパソコンでは、USB差し込み口が側面にしかなく、マウス用のUSBも右側面の差し込み口のみを使用していました。

ところが新しいノートパソコンはUSBの差し込み口の位置が左右真逆で、側面にしかありません。

そのため父は、いままで使っていたパソコンと同じように右側面にUSB差し込み口があると思い込み、右側面のみを探していたためにUSB差し込み口が見つけられなかったのでした。よかったな、目には異常がなくて。

持っていることと”使いこなせること”は別もの

父の情けない姿を見て、道具は持っているだけでは意味がなく、使いこなせなければダメだと実感しました。

思い返してみれば、父は10年以上前からパソコンを持っていましたが、囲碁やソリティアで遊ぶばかりで決して使いこなせてはいませんでした。

OSもWindowsXPというかなり古いものをそのまま使っており、ネットに接続していたらセキュリティ的に一発でアウトになりそうなアンティークです。

幸いなことにインターネットには購入して以来一度も接続しておらず、僕がニートになるために実家に帰ってからもインターネットには接続していなかったので何事も起きませんでしたが、これだけを見てもITリテラシーとは無縁の存在だったことがうかがえます。

運転免許を持っていても車をまともに運転できないペーパードライバーのようなもので、パソコンを持っていても使いこなせていなければ意味がないと思い知りました。

また、古いパソコンは規格が古すぎて現行のWi-Fiに接続することもできないので、ある意味セキュリティは高いのですが、昨年末に購入した新しいプリンターがWi-Fiで接続するタイプだったために年賀状が印刷できませんでした。あまりにも古い製品を使い続けることは、最新の製品に買い替えたときの乗換コストが高くつくためおすすめできません。

モノを長く、大切に使うことは良いことではあるのですが、壊れた時に新しい製品に切り替えるときのことを考えると、壊れていなくても新しい製品に定期的に買い替えて、古いモノはフリマアプリで売るなどして、他の人に再利用してもらうのがベストだと感じました。

高齢者にデジタル機器の使い方を教えるのはコストがかかる

今回の父のパソコン音痴っぷりを見て感じたのは、高齢者にデジタル機器の使い方を教えるのは時間的、精神的なコストがかかるということです。

操作方法を教えるのには時間がかかるし、相手がわかるように丁寧に説明するのにも骨が折れます。同居している家族が相手でなければ、こんなに根気のいることを教えたいとは思いません。僕がニートであり、父に家賃や食費、水道光熱費を払ってもらっているからこそできたことです。

逆に考えると、パソコンやスマホといったデジタル製品を使いこなせている人は、デジタル製品を使えるというだけで市場価値が高いともいえます。企業が人を雇ったりするときに、デジタル機器の使い方まで指導する手間が省けるからです。「仕事の内容だけ教えれば済む」というのは、実はとんでもなく価値のあることなんですね。

父にパソコンの使い方を教えているうちに、そんなことに気付かせてもらいました。

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