プロフィールにも少しだけ書いてあるけど、僕はむかし神奈川県内の会社で働いていたことがあります。
その当時に知った知識の中で「なるほど~。これは人生で役に立ちそうだな!」と感じた話を思い出したので、その話を紹介します。
全ての出来事に感謝したくなる「期待値ゼロ理論」とは?
僕がいまでもときどき思い出すのは「期待値ゼロ理論」というものです。
どんな内容なのかというと、
「相手になにも期待しない」
という簡単なものです。
日常生活を送るうえで、目の前にいる人に対して、何かに失望したりガッカリしたり、幻滅したりイライラしたりしてしまうような経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
こういう
- 失望する
- ガッカリする
- 幻滅する
- イライラする
といった感情は、全て期待感から生まれるものです。
僕はあなたがこれくらいのことをしれくれると期待していたのに、どうして期待したことをやってくれないの?
という感じで、期待感が裏切られた時にイライラしたり失望したりしてしまうわけです。
たとえば会社の後輩に「この資料のコピーを作っておいて。」と頼んだ時、その後輩がコピーを取り忘れてしまったりコピーの取り方が雑だったりすると、「なんでこんなこともできないんだ…」とガッカリしてしまったり、場合によってはイライラしてしまったりします。
これも結局は、「先輩に頼まれたことは忘れずに実行するのが当たり前。」「コピーを取るときは雑なとりかたをせず、斜めになったりズレたりしたら取り直すのが常識。」という期待感があったからこそ、それに反した結果になったときにガッカリしたりイライラしてしまったりするわけです。
こういうときこそ、期待値ゼロ理論の出番です。
感動することばかりが起こる
期待値ゼロ理論ではそもそも相手になにも期待していないので、先ほどの例でいえば
- 頼んでいたコピーが”できていないのが当たり前”
- たとえコピーしてもらえていたとしても、雑にコピーされているのが当たり前
になります。
最初から期待していないので、頼んでいた資料のコピーがとられていなかったとしても、ちょっとくらい雑だったとしても、「期待感が裏切られた」とは感じないのでイライラすることもガッカリすることもありません。
むしろ、頼んだとおりにコピーしてもらえたりすると
「マジでコピーしてくれたの?ありがとう!」
「なんなの?この丁寧なコピーの取り方?スゲー丁寧じゃん!」
みたいな感じで、感動することなります。
人は期待以上のことをしてもらうと感動する生き物です。
・期待していたよりも料理が美味しかった
・期待していたよりも面白い映画だった
・期待していたよりも安く買い物ができた
こんなふうに、いい意味で期待を裏切られると、感動したり嬉しい気分になったりします。
イライラしたりガッカリしたりするよりも、こういう気分でいられた方が人生は楽しいです。
要求水準は低いほど幸せな気分でいられる
期待値ゼロ理論を実践することで、毎日感動したり感謝したりすることばかりが起きるようになります。
人になにかしてもらうときの要求水準や期待感が高いと、いつも裏切られた気分になってしまうのでガッカリ感やイライラが消えることはありません。
逆に、要求していることの水準(レベル)が低ければ低いほど、期待感が少なければ少ないほど、得した気分になったりラッキーな感じがしたりするので、いつも楽しい気分でいられます。
どうせだったら楽しい気分でいられた方がいいと思うので、ぜひ、期待値ゼロ理論を実践してみてください。
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