Google、Yahoo!などの検索エンジンって便利ですよね。
僕も毎日欠かさず利用しています。
「〇〇 エロ」とか「〇〇 水着」とか…。
僕は検索エンジンのヘビーユーザーですが、この記事では、もはや生活必需品と言っても過言ではない検索エンジンのデメリットについて書きました。
誰もが利用する便利な検索エンジンですが、良い面だけを見るのは危険です。
悪い面もしっかりと理解し、メリット・デメリットを理解した上で利用するようにしましょう。
検索キーワード、参照論文を元にライバルを出し抜く
大学の研究室や研究機関に所属したりすると、実験中のテーマに関する論文を頻繁に参照します。
自分が研究しているテーマに関係する過去の論文を調べることで、
- どこまでが明らかにされていて、何がわかっていないのか?
- 研究するのに必要な実験機材や試薬はなにか?
- 試薬の調合比率や機材を使う時間、電圧のかけ方などの条件
などを知ることで、これから行う研究がスムーズに進められるからです。
そして研究論文の検索にはGoogleやYahoo!などの一般的な検索エンジンではなく、研究論文専用の検索エンジンを使います。
(例)
これらの検索エンジンは研究者にとっては非常に便利な反面、自分の研究を脅かす脅威になりうる…という一面も持っています。
というのも、検索エンジンを運営している団体や企業に、
- 自分がどのようなテーマで研究しているのか?
- どの部分に着目しているのか?
がバレてしまうからです。
論文用検索エンジンの検索キーワードを解析したり参照回数の多い論文を調べることで、誰が(どの国が)、どんなことに興味を持っているのか?がすぐにわかります。
実は研究の世界でもスポーツと同じように”競争”が行われており、
- 他の誰よりも早く新しい発見を発表する
- ライバル会社よりも先に新薬を開発する
などの競争があるのですが、検索エンジンの運営者が検索キーワードなどの情報を悪用することで、ライバル企業よりも先に新薬を開発したり世界的な大発見に漕ぎつけたりできてしまいます。
このような事情があるため、研究論文用の検索エンジンは諸刃の剣なんですね。
10年くらい前、僕が大学の研究室にいたときに聞いた話なので今はどうなっているのかわかりませんし、実際にライバルを出し抜くようなことが行われているのかもわかりません。
しかし論文専用の検索エンジンの中にはIDを発行してログインを必要とするものもあるので、あるいは…と考えちゃいます。
特定の思想を持った人物をマークする
検索エンジンのデータを集めることで、特定の思想を持った人物をマーキングすることもできます。
たとえば化学薬品の性質について検索している人はそれほど危険な人ではありませんが、化学薬品の性質に加えて、薬品同士を調合して危険な爆発物を作る方法を検索している人がいたら、ちょっと危ないですよね。
その人がさらに、
- 建築物の構造や耐久性
- 建物のウィークポイント(壊れやすい場所)
- 特定のビルのイベント開催日(人がたくさん集まる日)
なども同時に調べていたとしたらどうでしょうか?
かなりヤバイですよね?
危ない匂いがプンプンします。なにかやらかしそうです。
そういう危険人物を事前に察知し、マークする目的でも検索エンジンは利用できます。
誰が、どこから検索しているのかまでわからなければ危険人物の特定まではできませんが、不可能ではないでしょう。
これは危険な考え方をしている人をあぶり出す方法でしたが、言い方を変えると”プライバシーが筒抜け”という意味にもなります。
検索エンジンを使うことで知りたい情報がすぐに手に入るのは便利ですが、自分の趣味や好きなこと、休日の予定といったプライバシーが丸裸にされているかもしれないと考えると不気味ですね。
検索エンジンにもデメリットはある
今回は検索エンジンのちょっと怖い話として、
- 検索キーワードから研究内容を先回りし、ライバルの研究者を出し抜ける
- プライバシーを丸裸にされる
という内容について書きました。
インターネット利用者なら誰もが使う検索エンジンですが、便利なだけではなくデメリットもあるのだと知っておきましょう。
ものごとには必ずメリットとデメリットの両面があります。
良い一面だけではなく、悪い一面もちゃんと理解しておきたいですね。
当ブログでは検索エンジンについて他にも記事を書いています。隠しコマンドで遊ぶ方法をまとめたので暇つぶしにどうぞ。
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