期限ぎりぎりで書類を郵送した確定申告書の「控え」が押印された状態で返送されてきました。郵送から約1週間、まずまずのスピードです。
確定申告の控えはもらっておいた方がいい
確定申告を郵送で行う場合、あとで税務署側が「200X年の確定申告してないだろ!未申告だから罰金払え!」みたいなイチャモンを付けてこないようにするため、証拠として”控え”を返送してもらうのが鉄則となっています。
もちろん「控えは必要ない。」という方は控えを送らなくても良いのですが、期限内に確定申告した事実を証明するためにも控えは貰っておいた方が良いです。
納税証明書のように不動産契約する際に大家さんから提示を求められることがあるとも聞きますし、郵送で確定申告するなら控えはもらっておきましょう。
- 提出用
- 控え
の確定申告書類一式の他に、
- 返信用の封筒(切手貼付、宛名記載済み)
- 「押印済みの控えを同封した封筒に入れて返送してください」と書いたメモ書き
を入れておけば1週間くらいで返送されてきます。
郵送料金
切手の料金ですが、僕の場合、提出時はA4サイズの封筒に身分証のコピーや株取引の年間取引報告書、青色申告決算書(提出用と控え)、確定申告書B(提出用と控え)など必要書類を全部詰め込んで210円でした。
返信用封筒には130円分の切手を貼っておいたのですが普通に届きましたので、消費税が上がりますが来年もたぶん同じくらいの料金で済ませられると思います。
郵便局で封筒の重さを計測して必要な料金を教えてもらうのが確実ですが、1つの例として参考にしてください。
ちなみに確定申告書の郵送にかかった費用や税務署まで赴く際の電車賃は経費扱いにできます。ほんの数百円ですが経費にできるお金は経費にしちゃいましょう。
郵便料金や電車賃の証明書類が欲しい場合は「出金伝票」を書いておくと後々役に立ちます。
e-Taxではなく郵送申告にしたワケ
僕は確定申告を郵送で済ませましたが、「IT化が進んでるこのご時世に郵送とかウケるwww」みたいな意見があると思います。
郵送にした理由は、現在の電子申告(e-Tax)のシステムはまだ不完全で不便で、とうてい使えるレベルではないと考えているからです。
昭和の紙とペンしか存在しなかった時代から比べれば便利に感じるかもしれませんが、平成も終わろうという現在を基準に考えるとe-Taxのシステムは古臭くて「使い物にならない」と断言できます。
最低でもグーグルクロームに対応するまでは使うつもりはないので、まだ数年は郵送で申告することになりそうです。
そもそも論を言ってしまうと、僕は「確定申告なんて本来はやる必要がない」とすら考えています。キャッシュレス化が100%になりカード決済やスマホ決済が浸透すれば、国民のお金の流れは全て可視化できるようになります。
そうなればわざわざ確定申告なんてしなくても、収入・支出情報や税務情報はコンピューターが自動で計算してくれるため個人で書類を提出する必要はなくなるはずです。
夢物語に感じるかもしれませんが、今すぐには出来なくても、やろうと思えば現在の技術でも実現できるのではないでしょうか?
ヨーロッパにある小国『エストニア』では電子化が進んだ結果、税理士や会計士の個人向けの業務はほぼ消滅した(法人向けは残っている)そうですし、国の規模や国民性は違えど実現できるんじゃないかな?と思います。
名ばかりの電子化を進めるのではなく、便利で使いやすく誰もが使いたい!と思えるようなシステム作りを進めてほしいです。現状では電子化とは名ばかりで非常にお粗末に感じますし、税金の無駄遣いと感じる状態なので…。
コメント