プレジデントオンラインで「“1億稼ぐ人”が毎週20冊も本屋で買う理由」という記事を読みました。
「仕事に役立つオフの過ごし方」というテーマで取材したものなのですが、ファーストヴィレッジ代表取締役社長 市村洋文さんへの取材部分(1~2ページ目)がとても参考になります。
これはブロガーにも役立つのでは?という視点で読んだら面白かったので、ポイントをまとめておきます。
情報収集の目的
まず市村さんの情報収集の目的ですが、「話し相手を楽しませるため」「取引相手に良い情報を提供するため」という目的でやっているみたいでした。
ただ漠然と本を読んだり新聞を読んだりするのではなく、「あの人の役に立つ情報は無いかな?」とか「この情報、〇〇さんが知ったら喜ぶんじゃないかな?」ということを考えながら情報を集めています。
結果的に役に立たないこともあるとは思いますが、明確な目的を持って情報を集めていくのは僕も見習いたいと感じました。
情報収集の方法
具体的な情報収集の方法です。
書店、雑誌、新聞から情報収集
週に1回大型書店へ行き、上から下まで歩いて見て回ります。
そして、平積みコーナーの本やベストセラー本を15~20冊ほど買うそうです。
しかもジャンルはバラバラ。
本だけでなく、雑誌も読みます。
芸能ニュースを扱う「週刊〇〇」みたいなゲスな雑誌も欠かさず目を通し、「仕事だけしていたら手に入らないような情報」を集めます。
休日には新聞をまとめ読みするのですが、1つだけでなく5つの新聞を読み込むそうです。
同じ1つのニュースでも新聞社によって報道の仕方が全然違うので、偏った情報源ではなく複数の情報源からニュースを見るのがポイントです。
たしかに新聞によって同じニュースでも伝え方が全然違うので、普段新聞で情報収集している方には参考になる読み方ですね。
百貨店の全フロアを見て回る
「百貨店の全フロアめぐり」もするそうです。
歩くだけで疲れそうですが、紳士服売り場やブランドショップを見て回り流行のトレンドを掴んでおくと、ビジネスとは関係ない何気ない瞬間に役に立つことがあるそうです。
市村さんは男性ですが、婦人服や女性用の高級下着を見にいくこともあるとか。
市村さんの目的はただ1つ。「他の人が知らない情報を知るため」だそうです。
僕がやったら店員さんに不審に思われそうですが、みんなが知っている情報よりも、人が知らない情報を知っていた方が価値があります。
女性用下着や婦人服のことに詳しい男性はレアですので、他の人との差別化をするために情報収集するそうです。
収集した情報を活かす
市村さんの場合、入手した情報をちゃんと活用していました。
たとえば、
- 本や雑誌で手に入れた知識を相手に話す際、相手の反応を見ながら話す内容を変える
- 雑誌に載っていた商品を実際に買って感想を伝えたり、実際に飲食店に足を運んで味を調べ、良い店だったら接待に使う
などです。
冒頭で情報も目的について書きましたが、どんなに良い情報を持っていても活用できなければ何の意味もありません。
収集した情報をどう伝えるか?相手がどのようなことに興味を持つか?を考えたうえで、相手の反応を見ながら手に入れた情報を効果的に活用しているのは勉強になりますね。
ブロガーが見習うべきポイント(まとめ)
情報収集の目的や実践方法を見てきましたが、ブロガーが見習うべきポイントが詰まっていました。
僕が気になったのは
- 仕事だけしていたら手に入らないような情報を本や雑誌、新聞、百貨店などのオフラインから収集する
- 相手の反応を見ながら話す内容や収集するネタを変える
- 「こんな情報がありました!」だけでなく、実際に使って感想を伝える
という点です。
これはブロガーやアフィリエイターが見習うべきものであり、また、成果を出しているブロガーたちがみんなやっていることだと感じました。
- オンラインからだけでなく、オフラインからも情報を集める
- ブログの読者さんやサイト訪問者の反応を見ながら内容を修正する
- 実際に製品を使ってみたリアルな感想を伝える
というのはインターネットの仕事でも大事です。
ブログを書くときや情報収集するとき、取引相手の方とお話しするときの参考にしてみてください。
市村さんは本も出してます。タイトルが痺れるので即買い。
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