青森には縁もゆかりもないし普段はアイドルに興味がないのですが、珍しく地方発のアイドルグループに興味を持ったのでご紹介します。
農業活性化アイドルの「りんご娘」です。
りんご娘とは
りんご娘は2000年に誕生したダンス&ボーカルユニットで、もともとはボランティア団体として活動していたそうです。
音楽・芸能活動を通した地方からの情報発信、および青森県の地域活性化が主な活動目的で、テレビ出演などもしています。
現在のメンバー
メンバーは現在4名で、途中で何度かメンバーの交代がありました。
現メンバーの最年少は2001年生まれなので、グループが誕生した2000年にはまだ生まれてませんからね。さすがに交代もします。
メンバーの名前はそれぞれリンゴの品種名が付けられていて、現在は
- とき
- 王林(おうりん、2代目)
- ジョナゴールド(2代目)
- 彩香(さいか)
の4名で活動しています。
公式サイトにメンバーの趣味や特技も載っていたのですが、
- リンゴの皮が長く向ける(特技)
- ギザ10集め(趣味)
- ポエム集め(趣味)
- 大食い(特技)
など、かなり個性的な人が集まっています。
個性が強くないと芸能界では生き残れませんしファンにも覚えてもらえませんから、これは良い戦略!
アイドルグループのメンバーは少ない方が良い
さて、ここからが本題になるのですが、アイドルグループのメンバーは少なければ少ないほど有利なんじゃないか?と思い至りました。
「会いに行けるアイドル」でお馴染みのAKB48にはたくさんのメンバーがいますが、一人ひとりのメンバーのことはよく知らないし、一部の有名メンバー以外は話題にすらなりません。
メンバー数が多ければ1人くらいは好きになるメンバーがいるだろうと思うのですが、そもそも数が多すぎて見る気がしないので、好みのメンバーがいるかどうかを調べることすらしません。
秋元康の知名度と「会いに行けるアイドル」というコンセプトのおかげで流行にもなりましたが、人数が多いと個々のメンバーまで面倒が見れなくなるのでプロデュースも難しくなります。
その結果、個性のない、なんとなくたくさん人が集まっているだけの”烏合の衆”になってしまいます。
ダンスや歌などのイベントがある場合は練習もしなければなりませんが、人数が多いと全員が集まって練習するのは不可能ですし、人数が多い分、お金も時間もたくさん必要になります。
最終的には「チーム〇〇」とか「神セブン」のように小分けパックにして売り出すことになるので、アイドルグループがメンバーの”数”で勝負するのはデメリットしかないです。
「ぶっちゃけ、私一人が歌ってなくてもバレないんじゃね?」みたいに、メンバーの責任感も薄れます。
そう考えると結局は少数精鋭を集めて”質”で勝負するのがアイドルグループの王道だよな~と感じました。
マジカルナンバー
広告の世界には「マジカルナンバーセブン」とか「マジカルナンバーエイト」という法則があります。
これはどんな法則かというと、なにかを表示したりアピールしたりする際、7個(もしくは8個)までは覚えることができて、それ以上は覚えられないという法則です。
人間は7個までは同時に記憶することができるけど、それ以上の個数は覚えられないんですね。
電話番号が3ケタ区切りや4ケタ区切りで表示されているのも、10ケタとか11ケタを一度に見せられても覚えられないからです。
逆に、1つ1つを覚えさせたくない、とにかく量が多いんだと思わせたいときには、8個以上を同時に見せると良いそうです。
アイドルグループの話に当てはめると、1人1人の個性を売り出したり強みにしたい場合は7人以下の少人数、1人1人の質はどうでもいいからとにかく量でアピールしたい場合は8人以上にする…こういった戦略が取られているわけですね。
りんご娘のプロモーションはうまくいっている
今回この記事を書くキッカケになったりんご娘ですが、普段アイドルに興味を持たない僕が興味を持ったくらいですからプロモーションはうまくいってるんじゃないかと思います。
結成から18年経っていますが、最近になってPRの担当者が変わったのかSNSやインターネットを使ったPRがうまくいっているみたいです。PR戦略はアイドルでなくても参考にできそうですね。
歌はどうなのかわかりませんがとりあえず可愛いので、青森とアイドルとリンゴに興味があれば応援してあげてください。
▼りんご娘の公式アカウント
CDも出しています。
おまけ
現実世界のりんご娘だけでなく、アニメにもりんご娘がいます。
マクロスデルタに出てくるフレイア・ヴィオンちゃんです。
こちらも方言女子で可愛さが8割増しになっているので、普段アイドルに興味がない方でもファンになってしまうと思います。
ロボットアニメが嫌いでなければご覧になってみてください。歌も抜群です!
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