アニメ「シュタインズゲート・ゼロ」が先日最終回を迎えました。
この作品の主人公・岡部倫太郎が道端ジェシカさんもビックリするくらいの「引き寄せの法則」の使い手だったのでご紹介します。
引き寄せの法則とは?
引き寄せの法則について簡単に説明しておきますと、「思考が現実になる・精神が物質化する」という法則です。
人間の思考は磁気であり何らかの波動を発しており、宇宙はそれら人間が発する波動を何らかの方法で解読し、何らかの方法で現実化してくれる(願いを叶えてくれる)というものになります。なんだか胡散臭いですねえ。
日本では『思考は現実化する』『ザ・シークレット』がその手の人たちの間では有名です。
引き寄せの法則を発動するためには条件があり、
- 叶えたい目標を言葉に出したり紙に書いたりする
- すでに目標が叶えられたものとして行動したり思考したりする
- 目標を達成した状態をイメージ(思考)する
などがあります。
引き寄せの法則はかなり怪しい感じではありますが、経営者や芸能人でもハマっている人がおり、冒頭の道端ジェシカさんは引き寄せの法則を使って数々の夢を実現している…とされています。
詳しくは「引き寄せの法則 ブログ」で検索してみれば、もの凄く怪しいブログから少し怪しいブログまで数多くの情報が見つかるはずです。
岡部倫太郎の場合
さて、当記事の本題である岡部倫太郎の場合ですが、彼もまた引き寄せの法則を使って目標を達成しています。
岡部は「自分は狂気のマッドサイエンティストであり」「世界を混沌へと導く」「あまりにも力が強すぎるため機関から狙われている」という設定のもと、普段から恥ずかしい行動をとり続けています。
マッドサイエンティスト(科学者)なので常に白衣を着用し、「特殊任務仕様携帯(という設定の普通の携帯)」を使って誰かと話をしているフリをし、ことあるごとに合言葉(エル・プサイ・コングルゥ)の復唱を求めます。
自らが創設した未来ガジェット研究所(という表札を付けた溜まり場)では日夜研究に勤しみ、数々の未来ガジェット(というガラクタ)を作ってはエージェント(がいるという脳内設定)との戦いに明け暮れています。
普通に考えたらヤバい人です。
しかしそんな岡部は日々の努力が実り、狂気のマッドサイエンティストとして覚醒します。
- 未来ガジェット「タイムリープマシン」を完成させる
- 大国間のタイムマシン開発競争に巻き込まれ、危ない”機関”に狙われる
- 大国間の争いにより紛争と混沌の世界へと導いてしまう
など、これまで続けてきた謎の行動すべてに説明が付くような現実を引き寄せたのです。
ここでもう一度、引き寄せの法則を発動する条件を見てみましょう。
- 叶えたい目標を言葉に出したり紙に書いたりする
- すでに目標が叶えられたものとして行動したり思考したりする
- 目標を達成した状態をイメージ(思考)する
むむむっ!
1と3は実践している様子がありませんが、2については忠実に実行していたことがわかります。
目標が達成できた状態の自分になりきり、普段の言動でもそれを演じ続けることで見事に夢を叶えたわけです。
引き寄せの法則は効果があるのか?
岡部倫太郎の例を見る限りでは、引き寄せの法則には強力な効果があるように見えます。
ただ、ここで思い出してもらいたいのが、
これ、アニメの話ですからね。
岡部倫太郎は架空の人物であり、シュタインズゲートは創作です。
引き寄せの法則を現実世界でも実践している人はいるし、効果を出している人もいます。
でも、夢の実現や目標の達成まで辿り着けた人はほんの一握りしかいません。
「引き寄せの法則で夢が叶いました!」
「引き寄せの法則でお金が引き寄せられました!」
「引き寄せを使ったら元カレと復縁できました!」
みたいな情報もネット上にはありますけど、大部分は真偽不明ですし再現性がないです。
「引き寄せの法則で夢を叶えるセミナー」みたいなものありますが、再現性がないわけですから”カモからお金を搾り取るための言い訳”と捉えることもできます。
岡部倫太郎のように「目標が達成できた状態の自分になりきり、普段の言動でもそれを演じ続けるんだ!」と、
- お金持ちになったつもりで高い腕時計をはめる
- 高級スーツを着る
- 高額な食材でご飯を食べる
などをする人もいますが、99%の人はお金が続かなくなって夢半ばで諦めていきます。
引き寄せのセミナー講師に言わせれば「目標達成できた自分になりきれてないからだ」ということなのでしょうが、再現性低すぎ。
そんなものにウン万円も費やす人もいますが、そこまで払う価値はないです。
引き寄せの法則はやっぱり怪しい
ということで引き寄せの法則は、なかなかのキワモノです。
お金が絡む夢(大金持ちになりたいなど)を実現できるのはセミナーを開いたり商材を販売したりしている人だけで、教えてもらう側の夢が実現することはないので気を付けましょう。
なお、僕個人の見解としては、引き寄せの法則みたいなものは”ある”とは思っています。
先日書いた「【裏ワザ】職場でリーダーになる簡単な方法。同僚よりも出世し上司に認められるテクニック」もある意味、目標とする自分になりきっていたから実現できることです。
だから引き寄せの法則自体は否定しません。こういう不思議なこともあるのかもね。
秘密のノートにこっそりと夢を書き続けていたら実現したとか、毎日寝る前に目標を達成した状態を鮮明にイメージするとか、そういうのは本人の自由なので全然構いません。お金もそんなにかからないし。
ですが、セミナーや商材を販売しているのは別。再現性がない、効果が不確実なものでお金とっちゃダメでしょ。
もしも今回の話を読んで引き寄せの法則について興味を持ったのであれば、なるべくお金をかけない範囲で実践してください。
やり方はネットで大量に見つかるし、そっち系の本もたくさん出版されています。
効果は保証しないし本当に引き寄せの法則で著者の夢が実現できたのかも不明だけど…。
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