当ブログには「お問い合わせフォーム」があり、ありがたいことに広告記事の執筆依頼や広告提携のお問い合わせ、読者の方からの質問がときどきあります。
今回はお問い合わせフォームに届いたメッセージのうち、「これは対応してはいけないな」と感じたウェブ担当者からの記事執筆依頼(悪い例)についてです。
ブログを書く人は増えているようですが、ブロガーを狙った悪質な手口があるので注意しましょう。
具体的な報酬金額の提示がない
まず注意しておきたいのが、
「1,000文字以上、3,000円でお願いします」
「新規記事執筆の場合は3,000円、既存記事での紹介の場合は1,000円」
など、具体的な金額の提示がない場合です。
僕はこういう記事執筆依頼はいつもお断りしています。
僕にとって一番知りたい情報は、
- いくらになるのか?
なので、金額を提示してもらえない場合は時間の無駄と判断して話が進んでいても途中で打ち切る感じです。
また、報酬を提示されたとしても効果の怪しい情報商材や水などは紹介できないので、
- どんな商品(ウェブサイト)を紹介してほしいのか?
も最初に質問しています。
なぜか報酬金額を最後の最後まで提示しない企業もありますが、「わかりました!御社の商品を紹介します!」と記事執筆依頼に応じ、納品した後に報酬を聞いたら「報酬はありません。」なんて言われたらガクッてなりますからね。
そんなバカな人いるの?と思うかもしれませんが、大手企業が相手の場合でも起こりえるし、有名な人でも引っかかることがあるそうです。
やったー!僕のブログに記事執筆依頼が来たー!と喜びたくなる気持ちはわかりますが、企業の担当者はそういった気持ちを悪用してきます。
騙されないように注意したいですね。
担当者のメールアドレスがフリーメール
記事の執筆依頼をしてくる担当者のメールアドレスがGメールやYahoo!メールのような「フリーメール」の場合も注意が必要です。
企業の担当者を騙った”ニセモノ”である可能性があるからです。
本物の企業の担当者の場合、その会社で作ったWEBメールで連絡してきます。
たとえばその会社のホームページのURLが「〇✖△.com」だった場合、
- youhei@〇✖△.com
のメールアドレスから連絡してくるという具合です。
WEBメールはその会社の関係者にしか使えないため、簡易的な身分証明になります。
これがGメールやYahoo!メールだった場合には、企業の担当者を偽装した詐欺師の可能性も考えられるので注意が必要です。
ネガティブキャンペーンに利用されるリスク
フリーメールの利用者との取引で考えられるリスクは、記事執筆依頼に応じた場合でも報酬が支払われないことと、ネガティブキャンペーンに加担させられる可能性があることです。
ネガティブキャンペーンとは、ある企業(商品)の悪いところを非難する活動のことです。
企業との取引をしたときに報酬を支払われなかったら、ブロガーならどうすると思いますか?
「株式会社〇✖から記事執筆依頼を受けたのに、報酬を支払ってもらえませんでした!この会社はヒドイです!悪徳企業です!」
といった内容の記事を自分のブログに書くと思います。
全員とは言いませんし、そういうネガティブな内容は読者さんに嫌われるのでわざわざ書かないブロガーもいると思います。
しかし、中には書く人もいるはずです。
そういうネガティブな内容の記事をブロガーに書かせるために、ライバル企業が汚い手を使っている可能性は否定できません。
つまり、
- 株式会社〇✖△の名前を使って記事執筆依頼をしてくる(本当はライバル企業の担当者)
- ブロガーが記事執筆依頼に応じて、納品する
- 報酬を支払わない
- 「株式会社〇✖△は報酬を支払わない悪徳企業だ!」との噂が広まる
- ネガティブキャンペーンが成功する
ということです。
「株式会社〇✖△、ウェブマーケティング担当のホニャララと申します。
弊社製品の紹介記事を書いていただけないでしょうか?」
このような依頼がフリーメールから連絡されてきた場合、本当に担当者のホニャララ氏がその企業に在籍しているのか確認ができません。
ライバル企業の担当者がウソを付いている可能性が考えられます。
記事執筆依頼には安易に応じるべきではない
当ブログでもお問い合わせフォームから記事の執筆依頼を受けることがありますが、今回説明した
- 具体的な報酬金額を提示しない
- フリーメールを使っている
人からの記事執筆依頼には気を付けましょう。
お問い合わせフォームから連絡が来るとついつい嬉しくなってしまいますが、自分のブログを安売りしてはいけません。
読者の方から怪しい企業の手先だと思われてしまうリスクもあります。
詐欺対策にはこちらの記事も参考にどうぞ。なりすましメールの見分け方や情報商材の見分け方、自作自演の出品物の見分け方を解説しています。
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