「ブログは資産になる」って言ったが、あれはウソだ。ブログが資産になりえない理由

僕がブログを始めた頃、「ブログは資産になる」という神話がありました。

資産とは、土地とかマンション、あるいは定期的に配当金を払ってくれる株式のようなもので、なにもしなくても価値をもたらしてくれるもののことを言います。

ブログは最初のうちは全くお金になりませんが、ある程度記事の数が増えて内容が充実してくると、ほったらかしでもアクセスを集め、そして毎日数円~のお金をもたらしてくれるようになってきます。つまり土地や株式と同じように、「資産」になるわけです。

しかもブログは土地や株式とは違って無料で作ることができるので、大金持ちでなくても資産を持てます。僕のように引きこもりのニートでも資産が持てるなんて何て素晴らしいんでしょう!

こんな感じの話を聞いてブログを始めたのですが、完全に騙されました。

ブログは資産になりません

ほったらかしで稼げるような生易しいものではなく、毎日のように書き続けないとドンドン収入は下がっていきます。そして最終的にはブログからの収入はゼロになり、「ブログは資産」というのがウソだったと気付くのです。

次々とライバルが現れるのでほったらかしにはできない

ブログが資産にならない理由の1つとしては、ライバルの存在が挙げられます。

一度良いコンテンツを作っても、後から参入してきたライバルたちに徐々に追い付かれ、そしてやがては抜かされます。

抜かされたら自分のブログは用なしです。過去の遺物になりさがります。

過去の遺物にならないよう常にライバルと競争し続けなければならないため、ブログはほったらかしで稼げる”資産”にならないんですね。

他の資産も競争からは逃れられない

よく考えたら他の資産もライバルとの競争からは逃れることができません。

たとえば株式も常にライバル企業と競争し続けた会社しか生き残ることができず、配当金を支払って株主に還元したり価値ある商品を生み出し続けたりすることはできません。

マンションも、他のマンションよりも魅力的に見せ続けなければ入居者が確保できないので競争から逃れることができません。

ほったらかしで稼ぐためには、人知れず努力を継続しなければならないわけです。

ということで、ブログはほったらかしでも価値をもたらしてくれる資産にはなり得ず、「ブログで人生安泰!」という僕の浅はかな計画は脆くも崩れ去ったのでした。

広告主やお客さんがいなくなれば収入はゼロになる

また広告主やお客さんの存在に頼り切っていることも、ブログが資産になりえない理由の1つです。

「ブログで稼ぐ」と言っている人たちは、何らかの商品の販売を手伝ったり(アフィリエイト)、自分の商品を販売したり(有料メルマガや有料note、有料サロン運営)しています。

これらの方法でお金を稼ぐためには、自分の商品広告主の存在が不可欠です。

お客さんが飽きないように新しい商品を開発し続ける必要がありますし、需要のある商品を開発したり広告費を出してくれたりする広告主の存在も必要になります。

  • 常に新商品を開発し続けることができる
  • 商品の需要がある
  • 商品を販売するために広告費を払ってくる人(企業)がいる

これらの条件を満たさない限り、ブログで稼ぎ続けることは不可能になります。

以前、有料noteを販売するのがブームになった時代がありましたが、一時的なブームで終了しました。資産化して稼ぎ続けているひとは、ほとんどいません。

このことからわかるように、自分で開発した商品を販売し続けるのって結構大変です。

それにアフィリエイトをする場合も、広告主の事情によっては紹介報酬がもらえないこともあります。

僕が登録しているA8.netという業者では、毎日のように新商品が登録され、そして古い商品が削除されていきます。

ブログで古い商品を紹介している人は、その商品の登録が削除されることでブログからの売上がなくなるのでほったらかしにはできません。

「ブログは資産になる」はウソ

ということでやはり、ブログを資産化してほったらかしで稼ぎ続けるのは不可能だとわかります。

もしも完全にほったらかしにしたいのであれば、

  • ライバルと競走し続ける
  • 商品開発や広告の張替えなど、定期的なメンテナンスをし続ける

のを誰かにお金を払ってやってもらい、そのうえで自分にも利益が残るようにする必要があります。

でもその段階まで行くためには相当な時間と努力が必要であり、「ブログは資産になる」という甘~い言葉で誘惑するのはやっぱり無理があると感じました。

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