アフィリエイト界流行語大賞2018が発表!上位入賞語の解説【ゴリラ、ベジシャワー、辞めました】

ブロガー界隈の印象的なニュースをまとめた 「アフィリエイト界流行語大賞2018」が、てっぺさんのツイッターで発表されていました。

【アフィリエイト界流行語大賞 2018】
今年の 1 位は「ゴリラ」でした!

受賞された方おめでとうございます (/^ー^)/”””パチパチ

投票総数: 2,252

①ゴリラ: 425
②ベジシャワー: 371
③○○辞めました!: 134

投票ありがとうございました^^

↓↓4 位以下#アフィリエイト界流行語大賞2018

— てっぺ@完済者 (@teppesmn) 2018年11月25日

・おっぱい: 125
・アフィリエイトの命日(中の人): 57
・せやかて工藤: 54
・YouTube進出: 52
・追い込みますよ: 51
・ITP2.0: 33
・SEOの戦略的撤退: 32
・無料スポンサー: 30
・テックキャンプ: 30
・コーヒーロンダリング: 30
・JMCV: 27
・サイテーション: 3

— てっぺ@完済者 (@teppesmn) 2018年11月25日

ほとんどが僕の知らないものだったのですが、いくつかは知っているものもありました。

ブログ関連のニュースに詳しくない方のためにランキング上位の”流行語”について簡単にご説明します。

1位:ゴリラ

堂々の1位に輝いたのは通称【ゴリラ】と呼ばれる事件です。

ブロガーの多くはブログからの収入を得るために「アフィリエイト」というインターネット上での紹介業を行っています。

ブログで紹介した本が売れるとAmazonから数円~数百円の報酬がもらえたりする仕組みです。

このアフィリエイトをする際、ブログで紹介したものが売れたときに、ASPと呼ばれる仲介業者、それから商品を販売している広告主側の方で”承認作業”を行っています。

注文後にキャンセルが出たり、不正な方法で報酬を得ようとしている人たちを排除するためです。

本来であればこの承認作業は、明確な不正がない限りはどんなブログから売れたとしても公正に判定しなければなりません。

誕生したばかりの弱小ブログだろうが、知る人ぞ知る有名ブログだろうが、承認作業の前では平等です。

ところが「ゴリラ」と呼ばれる事件では承認作業を公正に行わず、有名メディア(有名ブログ)から売れたものだけを承認して報酬を支払い、弱小メディア(弱小ブログ)から売れたものは否認(却下)して報酬を支払っていないことが明るみになりました。

本来であればブロガーたちの不正を監視して公正に承認作業を行うべき立場の人が、このような不正を行っていたことが判明したわけです。

この「不正な承認作業」を行っていると打ち明けた人物が、ツイッターでは”ゴリラ”を名乗っていたことから通称「ゴリラ事件」と呼ばれるようになりました。

なお、承認率については薄々気付いていた人たちも・・・

広告主が弱小メディアって言葉を使ってることにも驚きましたが、弱小メディアだからという理由だけで非承認すると聞いて目の前が真っ暗になりました。ぼくたちアフィカスは何を信じればよいのでしょう。

— たんよし@死亡確認 (@tanyoshis) 2018年6月29日

アフィリエイターもASPも広告主も全部やったことあるからわかるけど、承認作業はいくらでも不正できるのは事実。広告予算以上に獲得出来ちゃったって時、広告主は…
もちろん私はやってません。さすがにここは上司に怒られてでも守るべきライン。短期的には良くても、長期的には見放されるよね。

— えだ@Bingユーザー (@edamameoomori) 2018年6月29日

ちなみにこのゴリラを名乗っていた人物は他の件でも有名で、そちらは「内科医工藤 事件」と呼ばれています。

アフィリエイト流行語大賞で54票を獲得した「せやかて工藤」がおそらくコレ。

内科医工藤事件についても少しだけ触れておくと、先ほど登場した”ゴリラ”が医師になりすまして健康食品を紹介するアフィリエイトサイトを運営。医師免許を持たない人物が「内科医・工藤」を名乗っていたことから問題になりました。

2位:ベジシャワー

2位は「ベジシャワー」と呼ばれる【怪しい水】を紹介していたということで、

  • なかのの夫‏

という人物のツイッターアカウントが炎上した事件です。

詳細は上のページ↑にもありますが、

  1. なかのの夫 が、野菜に付着している残留農薬を落とすという「ベジシャワー」なる商品を紹介する
  2. 「残留農薬なんて微々たるもので無害。お前がベジシャワーを売ってアフィリエイト報酬を稼ぎたいだけだろ!」と見抜かれる
  3. 炎上

という流れになります。

こういうの、絶対に騙されないで下さいね。
あのね、ミニトマトって3月に種まき、5月に苗を植え、7-9月くらいに収穫すると思うんですが、そのたった半年足らずで49回も農薬を散布するなんてありえない。どんだけ効率悪い農業なの?農薬の散布はせいぜい1-2回だと思いますよ。
ベジシャワーって何だよ。 pic.twitter.com/vOAY5QKqRB

— Y (@y_psychologist) 2018年11月1日

これはアミノカルボニル反応(メイラード反応)による変色の可能性が高いですね。

トマトにはフラボノイドが含まれているのでアルカリと反応して黄色く変色します。

ベジシャワーの成分調べたら特殊な成分は配合されておらず、100%アルカリイオン水だったのでほぼ間違いないかと!

— すみとおる あお@ブロガー|登録販売者 (@sumitoru_ao) 2018年11月1日

「ベジシャワーで洗うと野菜から変な色の液体が出てくる。ベジシャワーで洗ったあとの野菜は美味しい。」という実況を当初は行っていましたが、後に”モヤシ”でも同様の実況を披露していたことが判明。

「おまえ、モヤシの育て方を知らねえのかよ(笑)」とバカにされ、火に油を注ぎました。

※モヤシの育て方(ふつうは水だけで育て、農薬は使わない。)

3位:○○辞めました!

2018年は「〇〇を辞めました!」という方が大量に発生した年でもありました。

銀行員、会社員(サラリーマン)、公務員、大学、アルバイト、パートなどなど…

様々なものを”辞めて”、代わりに「ブログをはじめた」という方がたくさんいましたね。

新しいことを始めるためには何かを捨てる必要があるので、仕事や大学を辞めること自体は本人の自由です。

ただ、「○○辞めました!」を宣伝文句にしている方もチラホラいて、同じような境遇の人が大量にいる状況で「○○辞めました!」をアピールするのは浅はかだと感じました。

初代が誰なのかはわかりませんが、先人のやり方を真似して2代目、3代目が出てきても劣化コピーでしかありません。「また似たようなのが湧いてきたな」と思われるだけです。

誰が誰なのかも区別がつかなくなるので、逆効果だと感じます。

AKB48はオタクの街「アキバ」を舞台にした「会えるアイドル」が「48人もいる」のが当時は斬新だったから話題になりましたが、SKEなど後発のグループは似たようなものが多すぎて名前を思い出せません。

これと同じで「○○辞めました!」も同業者が多すぎて記憶に残らず、せっかく仕事や大学を辞めてまでブログを始めたのに、スタートの時点でマイナスになってしまっていると感じました。

ブログは清く正しく

以上、「アフィリエイト界流行語大賞2018」の上位入賞語の解説でした!

アフィリエイト、ブログ業界は最近は変な人が湧いてきていて不穏な雰囲気になっています。法令違反や不正、詐欺、炎上事案も増えており、ブロガーやアフィリエイターの品位が問われるようになりました。

過激なことをしないと誰からも注目してもらえない”炎上芸人”が増えたことが原因ですが、炎上しなくても自分のブログに注目を集める手段はあります。

炎上芸人のような問題のある人たちとは距離を置き、僕は清く正しくブログを続けていきたいな~と感じました。

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