やばい組織、異常なコミュニティが生まれる理由
冒頭のツイートは、常識はずれな価値観を持った「ヤバいコミュニティ」が生まれる理由について簡単に説明しています。
人間が何人も集まって構成されているコミュニティ(集団)は、
メンバーの入れ替わりがなくなると価値観も固定化されてしまい、周りから見ると異常な価値観を持った集団になる
ということです。
実はこれ、新興宗教や新左翼とかに限らず、ブラック企業にも当てはまります。
異常な価値観を持ったブラック企業
ブラック企業ではメンバーの入れ替わりが起こりにくいので、「腐った価値観」「古い価値観」を持つメンバーが大半を占めるようになります。
毎年新入社員が入ってきたとしても、その新人が会社の異常な雰囲気から逃げて即辞めてしまったりするので、非常識な価値観を持つメンバーばかりで構成されるようになるんですね。
- 新しい価値観を持つ新人が働き続けることを許さない
- 古い価値観、異常な価値観を持つ人間だけが働き続けることができる
このような仕組みにより、はじめはまともだった企業でも徐々に世間の常識から外れてゆき、気付いた時には手の付けようがないくらい異常な習慣をもった”ブラック企業”になります。
僕がむかしアルバイトをしていた頃の先輩は、大学卒業後に
- 一日15時間労働
- 連続勤務30日間
- 寝る時間は通勤電車で座れた時だけ
という絵にかいたようなブラック企業に就職してしまいました。
こういう異常なコミュニティのメンバーになったときに「これはおかしい。」と気付けない人は、いずれはブラック企業やヤバイコミュニティの再生産をする側になるので注意が必要です。
メンバーの入れ替わりがないと価値観の入れ替わりもなくなるので、メンバーの考え方やコミュニティ内の文化も硬直することになる。
その結果、そのコミュニティでしか通じない非常識な行動が、まるで世間の常識であるかのように勘違いするようになり、外から覗くと異常な集団が誕生する。
— 陽平@完全キャッシュレス化 (@matome_pro) 2018年3月7日
新入社員( 新メンバー)の価値観を大事にしよう
会社や組織にいると「最近の若者は…。」「これだからゆとりは…。」と、新入社員や新規メンバーのことを批判する話題を聞くことがあります。
もしあなたが2年目、3年目、あるいは10年目の社員(メンバー)なら、このような状況に遭遇したときに、
自分自身の価値観が古びていないか?
自分の方が非常識なのではないか?
と自問自答してみてください。
自分が所属している狭いコミュニティでの常識は、世間の非常識であることが多いです。
ブラック企業化、新興宗教化したくない、あるいはコミュニティを何年も存続させたいのであれば積極的に新しいメンバーを迎い入れ、彼らが持ち込む新しい価値観を受け入れるようにしましょう!
田端さん(@tabbata )の金魚鉢理論が面白くて分かりやすかったので、普段全く描かない俺っちが絵にしてみた。
組織に新しい風を吹かせるためには無知であることが武器になる場合もある。#金魚鉢理論 #新入社員 #若手力 pic.twitter.com/hRZubstwch
— Masaru Nishida 2.0@箕編&旅写文 (@masarun8) 2018年4月22日
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